ニュースや防災特集で「JAPANローミング」という言葉を耳にして、「いざという時のために、自分のスマホでもすぐ設定できるようにしておきたい」と思っていませんか?

「もし大地震が起きてドコモやau、ソフトバンクが繋がらなくなったら、どうやって家族に無事を知らせればいいの?いざという時にパニックにならないよう、今のうちに設定方法を知っておきたい!」
「JAPANローミング」とは、災害時や大規模な通信障害が起きた際、自分が契約している携帯会社のアンテナが全滅して「圏外」になってしまっても、他社の生きているアンテナの電波を借りて通信ができるようになる、文字通りの「命のネットワーク」です。
しかし、実はこの機能、「平和な時に設定をオンにしてしまうと、とんでもないトラブル(海外トラブル等)を引き起こす可能性がある」という罠があります。
この記事では、JAPANローミングの重要性と「絶対に平時は設定してはいけない理由」を解説した上で、いざ大災害が起きた時にiPhoneとAndroidそれぞれで他社回線に繋ぐための「設定手順」をご紹介します。災害が起きて圏外になればネット検索自体ができなくなります。必ず今のうちに、手順が書かれた項目を「スクリーンショット(写真保存)」しておいてください。
【重要】平時は「絶対オンにしない」!いざという時だけ設定を
設定手順をお伝えする前に、絶対に守っていただきたいルールがあります。それは「この記事を見ながら一緒に設定を変えない(オンにしない)」ということです。
JAPANローミングとは?大規模障害・災害時の「命のネットワーク」
私たちのスマホは通常、契約している会社の電波(基地局)しか掴むことができません。しかし、大地震による停電や、数年前に起きたような大規模なシステム障害の際、あなたの使っている会社だけが「圏外」になってしまうことがあります。
そんな時に、特例として「ソフトバンクがダウンしてるから、緊急でドコモの電波を借りて繋げてあげるよ」と、他社の回線を借り合って通信を復活させる仕組みが「JAPANローミング(事業者間ローミング)」です。まさに国のインフラを挙げた最後の命綱です。
なぜ今設定しちゃダメ?海外等で予期せぬ高額請求のリスク
「それなら、いつでも使えるように今すぐ設定をオンにしておけば安心じゃない?」と思うかもしれません。しかし、平時には絶対に「データローミング」の設定をオンにしてはいけません。
データローミングとは本来、「海外に行ったときに現地の電波を使う機能」です。日本国内は無関係ですが、もしこの設定をオンにしたままうっかり海外旅行(ハワイや韓国など)に行ってしまうと、スマホが自動的に現地の電波を拾いまくり、後日「数十万円」というパケ死(超高額請求)のハガキが届く恐れがあります。設定をオンにするのは、「日本国内において、災害や大規模な通信障害が発生し、各キャリアからJAPANローミング発動のお知らせが出た時だけ」だと肝に銘じてください。
災害時に圏外になったら?JAPANローミングの切り替わり方
では、実際に大規模災害が起きた時、どのように他社回線に繋がるのでしょうか。
多くの機種は「自動」で他社回線に切り替わる
実は、近年の比較的新しいiPhoneやAndroidスマートフォンをご利用の場合、政府や通信キャリアがJAPANローミングの「発動(開始)」を宣言すると、あなたのスマホは何もしなくても「自動的」に他社の電波を掴んで圏外から復帰する仕組み(フルローミング方式)になっています。
つまり、「圏外になった!何か設定しなきゃ!」と焦りまくる必要はありません。まずは少し時間を置き、スマホの電源を一度切って再起動(オン・オフ)するなどの対応をすれば、勝手に通信が回復することがほとんどです。
自動で繋がらない場合は「手動(データローミング・オン)」が必要
問題なのは、対応しているはずなのに「いつまで経っても圏外のままで、他社回線に自動で繋がらない」場合です。一部の機種や、特定のキャリアの通信方式によっては、手動でスマートフォンの奥深くにある「データローミング設定」のスイッチをオンにしてあげないと、他社の電波を掴んでくれないことがあります。
次項からは、いざという時に手動で切り替えるための具体的な手順を解説します。※もう一度言いますが、災害時までは絶対に以下の画面で「オン」にしないようにしてください。今やるべきは「このあとの手順が書かれた部分を長押ししてスクショ(画像保存)しておくこと」です。
【iPhone版】JAPANローミングを手動でオンにする設定手順
※以下はiOSのバージョン等により表記が微妙に異なる場合があります。
「設定」→「モバイル通信」からデータローミングを有効にする
- ホーム画面の歯車マーク「設定」アプリをタップする。
- 緑色のアイコンの「モバイル通信」をタップする。
- 「通信のオプション」をタップする。(※デュアルSIMの方は、契約しているメインの電話番号を選択してからオプションへ)
- 「データローミング」のスイッチを緑色(オン)にする。
- ※これで繋がらない場合は、「モバイル通信」の画面に戻り、「ネットワーク選択」をタップして、「自動」をオフにし、表示された中から通信障害を起こしていない他の会社(docomo, KDDI, SoftBank等)を手動でポチッと選択してみてください。
【Android版】JAPANローミングを手動でオンにする設定手順
※AndroidはGalaxy、Xperia、AQUOSなどメーカーや機種によって「設定」内の言葉(ネットワークとインターネット や 接続 など)が異なります。
「設定」→「ネットワークとインターネット」から有効にする
- ホーム画面やアプリ一覧から歯車マークの「設定」をタップする。
- 「ネットワークとインターネット」(機種によっては「接続」等)をタップする。
- 「モバイルネットワーク(またはモバイル回線)」をタップする。
- 項目の中にある「ローミング」や「データローミング」というスイッチをオンにする。
- 「データローミングを許可しますか?」などの警告が出ても、緊急時は「OK」を押して有効にします。
確認必須!JAPANローミングに関するよくあるQ&A(FAQ)
- Q:JAPANローミングで他社の電波を使うと、別料金(ローミング費用)がかかる?
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A:かかりません。日本国内での大規模障害や災害発生時において国やキャリアの連携のもと発動されたJAPANローミングでは、他社回線を利用しても追加のローミング料金などを請求されることはありません。安心して家族への連絡や情報収集(LINEやネット)に使ってください。
- Q:110番や119番への緊急通報も、他社の回線を借りてかけることができますか?
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A:現状のJAPANローミングの仕様では、あくまで「データ通信(ネットやLINEなど)」が主体であり、通常の音声通話番号(110や119も含む)での発信はできない場合があります。ただし、iPhone等に搭載されている「緊急SOS機能(衛星通信含む)」や、データ通信を利用したLINE通話などで助けを呼ぶことは可能です。
- Q:自分の古いスマホが「JAPANローミング」に対応しているか確認する方法は?
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A:ご自身が契約している携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル等)の公式サイトで「JAPANローミング 対応機種」と検索してください。各社とも、対応しているiPhoneの世代(例:iPhone 12以降のみ等)やAndroidの機種一覧リストを公開しています。
まとめ:この記事の設定手順を「スクショ保存」して防災対策を!
この記事では、災害時や深刻な通信障害時にスマホの通信を復活させる「JAPANローミング」の設定方法について解説しました。
- 災害・障害時以外は「絶対にデータローミングをオンにしない」こと。
- いざという時、基本は「自動的」に他社回線に繋がるのを待つ。
- どうしても繋がらない場合は、設定の「モバイル通信/ネットワーク」から「ローミング」を手動でオンにする。
- 日本国内でのJAPANローミングの利用に追加料金(別料金)はかからない。
災害が起きた瞬間など、本当に助けが必要な時には、ネットで「設定方法」と検索することすらできなくなってしまいます。
ぜひ今のうちに、この記事の「iPhoneの手順」「Androidの手順」の項目をスクリーンショット(画面保存)して、お守りがわりにスマホの中に入れておいてみてください。そのたった数秒の行動が、いざという時にあなたや大切な家族との繋がりを守る強力なライフラインになりますよ!









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