iPadの購入や買い替えを検討したとき、誰もが一度は「PROは高すぎるし、無印は物足りない。よし、真ん中のAirにしよう」という結論にたどり着くはずです。しかし、いざ買おうとすると新たに出現する壁があります。それが「最新の第6世代を買うべきか、それとも型落ちして少し安くなった第5世代を買うべきか」という究極の二択です。
外見はほとんど同じに見えるこの2つのモデルですが、実は「あなたの用途」によっては、最新版を買うことで数万円の出費が無駄になったり、逆に安い型落ちを買ったせいで「絵を描こうと思ったのに持っていたペンが使えない!」という致命的なトラブルに見舞われたりする危険性を孕んでいます。
この記事では、カタログスペックの小難しい数字の羅列ではなく、「あなたにとってどちらのiPad Airがベストな選択なのか」を、日常の使い勝手とリアルなデメリットから忖度なしに完全比較します。この記事を1本読み終える頃には、あなたがアップルストアのカートに入れるべきモデルが、迷いなく明確に決まっているはずです。
【結論】iPad Airの第5世代と第6世代、結局どっちを買うべき?
最大の違いは「M2チップ」「13インチの大画面」「対応ペン」の3つ
まずは誰もが一番知りたい結論から申し上げます。ネット上の検証や実際のユーザーの声を総合すると、第5世代から第6世代への進化は、大きく以下の3つのポイントに集約されます。
- 11インチだけでなく、見開きで漫画が読める「13インチ」の巨大モデルが選べるようになった
- 【要注意】使える純正ペン(Apple Pencil)の種類が完全に変わった
特に3つ目の「対応するペンが変わった」というのは、多くの買い替えユーザーが悲鳴を上げている最大の落とし穴です。「とりあえず最新版にしておけば間違いないだろう」と何も調べずに買ってしまうと、後から必ず痛い目を見る仕様変更が隠されているのです。
前のiPadで使っていたお気に入りの第2世代ペン。最新の第6世代Airを買えばそのまま使えると思っていたのに、まさか一切反応しないなんて聞いてないです…。
あなたの「使い方」で決まる、後悔しない選び方
では、具体的にどちらを選ぶのが正解なのでしょうか。
ずばり、「動画視聴やSNS、手書きのメモ帳代わりなど、日常的な用途がメインであり、とにかく1円でも安くハイスペックなiPadを手に入れたい人」は、絶対に第5世代をおすすめします。なぜなら、第5世代に搭載されているM1チップですら、大半の人にとっては「一生使い切れないほど高性能(オーバースペック)」だからです。
逆に、「13インチの巨大な画面でイラストを描きたい」「本格的な動画編集をサクサクこなしたい」「最新のApple Pencil Proの機能で作業効率を爆上げしたい」という明確な目的がある人は、迷わず第6世代(最新版)を買うべきです。それぞれのモデルは、「どちらが優れているか」ではなく、「あなたのやりたいことに対してどちらが最適か」で選ぶのが最も賢い買い方なのです。
【比較表あり】ここだけは知っておきたい!5つの決定的な違い
【比較表】iPad Air (第5世代) vs iPad Air (第6世代) スペック比較
実際に何がどう違うのか。お店で迷わないために、絶対に知っておくべき「5つの違い」を直感的にわかる比較表にまとめました。
| 比較項目 | iPad Air (第5世代) | iPad Air (第6世代) |
|---|---|---|
| 搭載チップ(頭脳) | Apple M1(十分すぎる性能) | Apple M2(さらに高速化) |
| 画面サイズの選択肢 | 10.9インチのみ | 11インチ / 13インチ |
| 対応するApple Pencil | 第2世代 / USB-C | Pro / USB-C ※第2世代は使用不可 |
| 最低ストレージ(容量) | 64GBスタート | 128GBスタート |
| インカメラの位置 | 短い辺(縦向き用) | 長い辺(横置きズーム用) |
違い① 処理能力(M1チップ vs M2チップ)
パソコンの頭脳にあたるチップが、第5世代の「M1」から、第6世代ではさらに強力な「M2」へと進化しています。Appleの公式発表によれば、CPU(全体的なスピード)で約15%、GPU(グラフィックやゲームの描写)で約25%ほど性能が上がっています。
しかし、非常にシビアなことを言うと、YouTubeを見たり、ブラウザで調べ物をしたり、原神などのゲームを適当に遊ぶレベルであれば、人間の目でこの「性能差」を感じ取ることはほぼ不可能です。M1チップですら並のノートパソコンをぶっちぎるほど優秀だからです。この差が活きてくるのは、何ギガバイトもある4K動画を書き出したり、何十枚もレイヤーを重ねた重いイラストデータを取り扱う「本気のクリエイター」だけだと思って間違いありません。
違い② 新しい選択肢「13インチ」モデルの登場
第6世代における「目に見える最大の進化」が、これまでのAirにはなかった「13インチ」という巨大な画面サイズの追加です。これはMacBookの画面をそのままベリッと剥がしてペンで描けるようにしたような、圧倒的な広さを誇ります。
雑誌や参考書を見開きサイズでそのままの大きさで読みたい人、あるいは画面を2つに割って(Split View)、左でWebサイトを見ながら右でノートを取るようなマルチタスクを多用する人にとって、この13インチは神がかった快適さを提供してくれます。「画面の大きさにだけお金を払う価値がある」と言い切るユーザーも多数存在します。
違い③ ストレージ容量のスタートライン(64GBの罠)
本体価格を比較する際、必ず気をつけたいのが「一番安いモデルの保存容量(ストレージ)」の違いです。第5世代の一番安いモデルは「64GB」ですが、第6世代は「128GB」からのスタートになっています。
今の時代、OSのアップデート(システム容量)だけで10GB近くを持っていかれ、そこに高画質なゲーム(原神などは数十GB)や動画をいくつか保存すると、64GBでは購入から半年で「容量が足りません」という絶望的な警告が出始めます。結局、第5世代でも容量の大きい256GBモデルに上げざるを得ない人が多いため、最初から余裕のある128GBが一番安い価格で手に入る第6世代は、実は「隠れたコスパの良さ」を持っているのです。
違い④ ビデオ通話が快適になる「フロントカメラの位置」
リモートワークやオンライン授業の普及に合わせて、インカメラ(自撮り用カメラ)の位置が見直されました。第5世代は本体の「短い辺(縦持ちした時の上部)」にカメラがあったため、横に置いてキーボードを打ちながらZoom会議に出ると、自分が画面の端っこから不自然に斜めを向いているように映ってしまっていました。
第6世代ではこれが「長い辺(横持ちした時の上部)」に移動したため、ノートパソコンのようなど真ん中のカメラ目線で、自然なビデオ通話ができるようになっています。
【要注意】最悪の落とし穴!Apple Pencilの互換性トラップ
第6世代では「Apple Pencil(第2世代)」が使えない!
この記事で一番強くお伝えしたい、最凶のトラップがこれです。「古いiPadを持っているから、ペンだけそのまま使いまわして本体を買い替えよう」と考えている人は、絶対に立ち止まってください。iPad Air 第6世代は、これまで多くのiPadユーザーが愛用してきた「Apple Pencil(第2世代)」には一切対応していません。
インカメラの位置を横にずらした影響で、内部のマグネット充電の仕組み等が変わってしまい、物理的に第2世代のペンが認識されなくなってしまったのです。2万円近くする第2世代ペンを持っている人が第6世代を買うと、ペンもセットで必ず買い直さなければならないため、莫大な追加出費が発生してしまいます。
第6世代で使えるペンは「Pro」か「USB-C」のみ
では第6世代で新しくペンを買う場合、どのペンを選べば良いのでしょうか。選択肢は2つです。
筆圧感知(強く描くと太線になる機能)が必要なら、最新にして最強の「Apple Pencil Pro」一択です。ペンをギュッと握り込むとパレットが出現したり、ペンをクルッと回すとペンの向きが変わったりと、イラストレーターが泣いて喜ぶ至れり尽くせりの機能が詰まっています。逆に「文字のメモしか書かないから筆圧感知なんていらない」という人には、充電方式にやや妥協があるものの、安価な「Apple Pencil(USB-C)」という選択肢になります。ペンの互換性こそが、第5世代と第6世代を隔てる最も厚い壁なのです。
【ライフスタイル別】あなたにはどちらのiPad Airがおすすめ?
iPad Air 第5世代(型落ち)を買って幸せになれる人
ここまでの比較を踏まえて、あえて型落ちの第5世代を選ぶべき人は以下のような人です。
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- すでに「Apple Pencil(第2世代)」を持っていて、それを絶対に無駄にしたくない人
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- 用途が動画鑑賞、読書、Webブラウジングなどであり、64GBの容量でもやりくりできる自信がある人
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- 中古市場や整備済製品などを利用して、とにかく1円でも安くハイクラスなiPadを手に入れたい人
iPad Air 第6世代(最新版)を買うべき人
一方で、迷わず最新の第6世代に投資すべき人は以下のような人です。
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- とにかく「13インチ」の見開き大画面で漫画を読んだり、広々とキャンバスを使ってイラストを描きたい人
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- 最新の「Apple Pencil Pro」の革新的な機能(スクイーズなど)をどうしても使ってみたいクリエイター
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- 64GBでは絶対に足りないが、256GBまでは不要。「128GBというジャストな容量」を求めている人
まとめ:iPad Airは「あなたのやりたいこと」で選ぶのが正解
iPad Air 第5世代と第6世代の違いをひも解いていくと、単なる「CPU性能の優劣」の勝負ではないことがよく分かります。M1チップとM2チップの性能差を気に病むよりも、「あなたはApple Pencilをどうしたいのか」「13インチの大画面は必要なのか」「64GBの容量制限に耐えられるか」という、極めて現実的な3つのハードルをクリアできるかどうかが、真の選択基準となります。
最終結論:直感を信じて、今すぐ極上のiPadライフを
「どっちを買おうかネットの記事ばかり読んで、一向に決まらない…」
そんなもったいない迷いは今日で終わりにしましょう。予算を抑えて既存のペンを活かすなら第5世代、新しい13インチの興奮とPencil Proの魔法を味わうなら第6世代。どちらを選んだとしても、あなたの生活を劇的に便利にする「板の形をした魔法」であることに変わりはありません。今すぐ欲しい方をカートに入れ、ワクワクする日々を手に入れましょう!

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